【ツアー紹介】6/16発 新企画 稀少種ヒガシシナアジサシと台北の鳥 5日間

絶滅危惧種ヒガシシナアジサシと 馬祖島と台北の鳥を訪ねる5日間

ツアー概要

ヒガシシナアジサシは、東アジアで最も稀少な鳥です。オオアジサシやベンガルアジサシに近縁のこの海洋性の大型アジサシは、1861年に発見されて以来、5回しか公式記録がないという謎の鳥でした。中国福建省の沿岸で繁殖し、冬は南シナ海の洋上で過ごすと類推され、近年ではおそらく絶滅したのだろうと推測されていました。その鳥が再発見されたのは20世紀最後の2000年。場所は福建省の沿岸の台湾海峡に浮かぶ馬祖島。台湾領の小島です。ここで4羽の成鳥が営巣し、4羽のヒナも確認されたのです。この劇的な再発見ののち、ヒガシシナアジサシは馬祖島で毎年繁殖が確認され、さらに2004年には中国浙江省の離島でも繁殖が確認されて、その総個体数は約100羽と推定されました。ところが、3年後のバードライフ・インターナショナルの繁殖調査では、総個体数が半数の50羽以下に減ってしまったことがわかりました。減少の主な要因は、繁殖地近辺の地元民の、アジサシの卵の乱獲だと指摘されました。希少種ヒガシシナアジサシを守るため、地元の馬祖島では保護区を設立、本種を中心にした環境保全を内外のバードウォッチャーに呼びかけています。島外から人々が観察に来ることで、地元の関心も高まり、収入も増え、それが保護に結びつく、というエコツーリズムの基本です。時期は、ちょうど繁殖期にあたる6月下旬。5日間の短い日程で、馬祖島を訪れます。船をチャーターしてアジサシ類のコロニーを訪れ、船上から観察します。(上陸はできません)またせっかく台湾まで行くのですから、往復の台北でもバードウォッチングをします。市内の植物園や、近郊の手近な探鳥地を訪れて、ヤマムスメやルリチョウなど、台湾の山と里の鳥を観察します。参加が保護に直結する、ヒガシシナアジサシ観察の旅に、ぜひおいでください。日比彰(当社スタッフ)

■出現が予想される鳥たち

ズグロミゾゴイ、カンムリオオタカ、ミナミカンムリワシ、オオアジサシ、ヒガシシナアジサシ、ベニアジサシ、エリグロアジサシ、マミジロアジサシ、ベニバト、ゴシキドリ、リュウキュウツバメ、シロガシラ、クロヒヨドリ、ルリチョウ、ヒメマルハシ、チメドリ、アオチメドリ、オウチュウ、ヤマムスメ、タイワンオナガ、等。

ヒガシシナアジサシのペア(中央のゴマ塩頭の2羽)

ヒガシシナアジサシのペア(中央のゴマ塩頭の2羽)

馬祖島の海岸部の景観

馬祖島の海岸部の景観

国名 中国
旅行期間 2016年6月16日(木)~6月20日(月)
旅行代金 298,000円(東京発着)大阪・名古屋・福岡の各空港発着も設定があります
1人部屋追加料金 26,000円
同行講師 日比彰(当社スタッフ)
最少催行人員 7人
食事 朝食4回・昼食4回・夕食4回 ※昼食は原則としてボックスランチになります。
催行状況 最新の催行状況はこちらをご覧ください
参加人数が10人以上になった場合、旅行代金を割り引いて268,000円(東京)とさせていただきます。
燃油サーチャージ(合計約4,000円:2015年10月5日現在)が別途必要です。今後変更になる場合は旅行代金ご請求のさいにご案内いたします。

スケジュール

日次 スケジュール
1 午前、東京発(飛行機)→台北へ。昼過ぎに到着後、(バス)→台北植物園などでバードウォッチング。 【台北泊】
2 早朝探鳥後、台北発(飛行機)→国内線で馬祖島午前着。午後、(フェリー)→船をチャーターしてアジサシ類のコロニーに向かいます。(上陸はできません)ヒガシシナアジサシを探します。 【馬祖島泊】
3 午前、(フェリー)→再度船を出してヒガシシナアジサシの観察に出かけます。オオアジサシも多数繁殖しています。午後、馬祖島でバードウォッチング。 【馬祖島泊】
4 午前、馬祖島発(飛行機)→台北に戻ります。午後、(バス)→台北周辺でバードウォッチング。陽明山などを訪れて、ヤマムスメやルリチョウなどを探します。 【台北泊】
5 午前、(バス)→石碇でバードウォッチング。ヒゴロモやゴシキドリ、タイワンオナガなど里の鳥を観察します。午後、台北発(飛行機)→日本へ。夜、(飛行機)→東京着。解散。

備考

注)
悪天候の場合、安全のため馬祖島の船がキャンセルされる場合があります。
現地及び航空会社等の都合によりスケジュールが変更になる場合がありますのでご了承ください。
ビザ:不要。
パスポート残存期間:台湾入国時3ヵ月以上。
ツアーリーダー:講師が兼任します。現地バードガイドが同行します。
日本発着利用航空会社:チャイナエアライン、エバー航空、キャセイパシフィック航空、全日本空輸、または日本航空。

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