【終了しました】8/5発 沿海州・ウラジオストク 季節の花園シリーズ 3.キキョウ咲く万葉の野 5日間

ありがとう、アンドレイさん ウラジオストクのツアーはこれからも続きます

ツアー概要

日本で植物に親しんでいる方にぜひおすすめしたいのが、ウラジオストクでの観察です。なんと言っても、成田からたった2時間飛行機に乗るだけで、日本では簡単に見ることができなくなったオキナグサやアツモリソウ、キキョウなどの植物たちでさえ、数多く出会うことができるからです。
春はオキナグサと日本にはない沿海州の名花タツタソウ、2種のアヤメやサクラソウの仲間、キスミレを始めとするスミレ類も豊富です。6月には初夏のみずみずしい緑の大地に咲く純白のアツモリソウ。そのコントラストと美しさは、想像しただけでも胸がときめくほど。雑種個体も含めると、赤茶やピンクがかったものなどバラエティに富んだアツモリソウがあり、「もう一生分のアツモリソウに出会った」という声も毎回いただきます。ニッコウキスゲやヤマオダマキ、チシマフウロ、サクラソウ、2種のシャクヤクやユリなど、にぎやかです。8月にはキキョウ、オミナエシなど秋の七草にエンビセンノウ、日本では珍しいキクの数々を、草刈りの入らない、ダイナミックな初秋の花畑でお楽しみいただきます。
現地ボタニカルガイドは講師のいがりさんの紹介で、初回からアンドレイ・コジェブニコフ博士でした。明るく優しい彼と2001年からツアーを始めました。2017年6月も案内いただきましたが、8月に突然の訃報。あまりの衝撃に打ちのめされましたが、2018年からは同じく植物学者の奥様のゾーヤさんがボタニカルガイドとなって、沿海州の自然を皆様に紹介することになりました。入門ツアーとして参加される方も複数回訪れる方も多い場所です。引き続きご愛顧ください。

万葉の野を訪ねる時間の旅 ご一緒しませんか

私たちが飛行機で行くのとは違い、植物は何万年という歳月をかけて対馬海峡、あるいは宗谷岬を渡って旅を続けてきました。その旅の様子を垣間見ようというのがこのウラジオストクのフラワーウォッチングシリーズです。秋には日本では絶滅危惧種となった花がたくさん咲く、まるで万葉の野のような草原になります。沿海州への旅は2次元を移動する旅であるとともに、太古の日本列島に旅する、時間の旅でもあるのです。(いがりまさし氏)

同じ釜のメシを食った博士に捧ぐ 8月は原点回帰の旅

「同じ釜のメシを食う」という表現がありますが、Andrey E.Kozhevnikov博士とは、まさにそういう仲でした。
1996年、ペレストロイカからやっと5年。故清水建美博士の調査チームに参加して、まだ混乱のさなかだった沿海地方を3週間旅しました。その時のホスト役が、Andreyでした。それから数えて20年。彼と企画したウラジオストクフラワーウォッチングツアーは、人気ツアーになり、ほぼ毎年、多い年は年に3回ツアーを率いて彼と行動を共にしました。しかし、ここ3年、夏のツアーは不催行が続き、ちょっとご無沙汰していたところに、突然の訃報でした。
キキョウやオミナエシの咲き乱れる8月のウスリースクの原野には、格別の想いがあります。1996年、最初に彼に会った時に見た景色だからです。同時に、私にとって日本列島と沿海地方の植生を巡る、数万年の旅への出発点ともいえるからです。(いがりまさし氏)

形が美しく 色鮮やかなエンビセンノウ(8月 撮影:いがりまさし氏)

高山のシオガマギク属と比べるとかなり大型 オオシオガマギク(8月 撮影:いがりまさし氏)

爽やかな気持ちにしてくれるオオトンボソウ(8月 撮影:いがりまさし氏)

華奢な感じが魅力 ミコシギク(8月撮影:いがりまさし氏)

シベリア鉄道のウラジオストク駅もお色直しで綺麗になりました

構内には戦前のアメリカ製の蒸気機関車の展示があります。

国名 ロシア
旅行期間 いがりまさしさんと行く、キキョウ咲く万葉の野2018年8月5日(日)~8月9日(木)
旅行代金 349,000円(東京発着)
1人部屋追加料金 44,000円
同行講師 いがりまさし氏(植物写真家)
最少催行人員 7人
食事 一部食事付き(朝食4回・昼食3回・夕食2回)昼食は野外で食べます。
催行状況 最新の催行状況はこちらをご覧ください
参加者が10人以上になった場合、旅行代金を割り引いて339,000円とさせていただきます。
シベリア航空利用の場合、燃油サーチャージは不要(2017年10月15日現在)です。今後変更になる場合は旅行代金ご請求のさいにご案内いたします。
他空港発着の設定はありません。

スケジュール

日次 スケジュール
1 午後、東京発(飛行機)→ロシアのウラジオストクへ。夕方、(飛行機)→ウラジオストク到着後、(バス)→ホテルへ。【ウラジオストク泊】
2~4 終日、(バス)→ウラジオストクのある半島を出発し、日帰りでそれぞれの季節の花を楽しみます。5月はスミレ各種、キスミレ、バイモの仲間やイリス・ウニフロラ、シベリアネコノメソウ、タツタソウ、オキナグサ3種など、6月は白いアツモリソウ、2種のキスゲ、チシマフウロ、フタマタイチゲ、可憐なタガソデソウ、チョウセンハナシノブ、カキツバタやシャクヤクも期待できます。8月にはダイナミックなオミナエシやヨメナの群落、キキョウ、つる性のトリカブトの仲間やエンビセンノウ、オオトンボソウなどのランも咲きます。(夕食は4日目のみ)【ウラジオストク泊】
5 午前、(バス)→簡単な観光と買い物の時間も少しあるでしょう。午後、ウラジオストク発(飛行機)→東京に向けて出発。夕方、(飛行機)→東京着。解散。

備考

注)
第2日目、3日目の夕食は日本から持参するか、現地で立ち寄るスーパーでご用意ください。これは短いツアーでより多くの観察・休息時間を確保するため、時間のかかるレストランでの食事回数を最小限にするためです。
現地及び航空会社等の都合によりスケジュールが変更になる場合がありますのでご了承ください。
ビザ:ロシア
パスポート残存期間:ロシア出国時6ヵ月以上/空白の査証欄が見開き2ページ以上。
ツアーリーダー:講師のみで同行しません。出発日と到着日は日本語観光ガイド、2~4日目は現地ボタニカルガイドが同行します。
日本発着利用航空会社:シベリア航空、アエロフロート・ロシア航空、日本航空、または全日本空輸。

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