【ツアー報告】イベリア半島を 北から南に縦断して鳥を見てきました

写真:レオン南方の広大な高原地帯はノガンの生息地

2019年6月16日出発「スペイン縦断 バードウォッチング 11日間」 ツアー報告

スペインが大部分を占めるイベリア半島は、東西・南北とも約800㎞の四角い形をしていますが、6月の下旬、これを最北のカンタブリカ山脈から最南のアンダルシアまで縦断しながら、各所で鳥を見るツアーに同行してきました。標高1,900mのピコス・デ・エウロパではキバシガラスやカベバシリ、レオンの高原ではノガンやヒメチョウゲンボウ、ポルトガルに近いモンフラゲ国立公園ではシロエリハゲワシやニシカタシロワシなど多数の猛禽類、そして最南のドニャーナ国立公園では旱魃で水のない場所が多かったものの、ブロンズトキやウスユキガモなどさまざまな水鳥・水辺の鳥を観察することができました。大都会の公園でもイベリアアオゲラやヒメモリバトなど結構な種類の野鳥がいたりして、正味8日間で156種の鳥を観察することができました。鳥以外でも、日本ではスペイン料理の代名詞のように思われているパエリアが現地ではごくローカルな料理であることがわかったり、北部と南部ではビールの銘柄がガラリと変わるなど、興味ぶかい発見もありました。スペインは来年も企画します。お楽しみに。(日比彰)

イベリア半島のオナガは尾の先に白色部がなく声も違うため別種となっています

オガワコマドリが繁殖するカンタブリカ山地の谷間

 

関連記事

ページ上部へ戻る