【ツアーのお誘い】催行決定 4月下旬のスペイン北部 探鳥の旅に出かけませんか

(写真:シュバシコウ。城壁や教会の塔などで営巣しています。)

今回行く首都マドリッドと北部カンタブリカ山地を往復するルートには、じつにさまざまな探鳥地があり、多彩な鳥がいて感激します。マドリッドの郊外にそびえるグアダラマ山地では針葉林でシトロンヒワや固有亜種のマダラヒタキを観察し、デュラトン渓谷の荒れ地
ではデュポンヒバリを探します。メセタ(中央大地)の大平原は見わたす限りの麦畑。丸い形の松の森にはニシカタシロワシが営巣し、ライ麦畑にはノガンやヒメノガンがかなりの密度で生息、道路から見えることも稀ではありません。点在する古い町の城壁にはシュバシコウが営巣し、真っ赤なポピーが絨毯のように咲く草原を、ヒメハイイロチュウヒやチュウヒワシが飛び交います。

北上するにつれて緑の林が多くなります。スペイン固有のイベリアチフチャフ、ノドグロアオジ、ズグロムシクイやサヨナキドリなど、南ヨーロッパならではの小鳥たちが出てきます。リアーニョからピコス・デ・エウロパの山間部に入ると、真っ青な喉のオガワコマドリや、ヤドリギツグミ、サメイロタヒバリなども出るようになります。谷を詰めたフェンテデは大きな圏谷の底の小さな集落で、ホテルが数軒だけ。ここからロープウェイで山上駅に登り、キバシガラスやユキスズメなどの高山鳥を探します。運がよければカベバシリも見られるでしょう。講師は鳥のエキスパート大谷力さんです。この機会にぜひ、ご参加ください!

日比彰(バードウォッチングツアー)

4月27日出発 スペイン北部・バードウォッチングツアーの詳細はこちら

ヒメチョウゲンボウも珍しくありません(撮影=カルロス・ボコスさん)

ヒメチョウゲンボウも珍しくありません(撮影=カルロス・ボコスさん)

耕した畑を闊歩するノガン

耕した畑を闊歩するノガン

額の白斑が大きいイベリア半島のマダラヒタキ

額の白斑が大きいイベリア半島のマダラヒタキ

フェンテデの圏谷から望むピコス・デ・エウロパの山容

フェンテデの圏谷から望むピコス・デ・エウロパの山容

 

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