【ツアー報告】出水・諫早・有明海 冬の九州縦断 2026年2月4日~6日
2月4日、鹿児島空港に集まって専用バスで出発。気温17℃とぽかぽかの陽気の中、小さな池に到着する。ツクシガモ、カルガモ、マガモ、コガモ、キンクロハジロなどがたくさんいて、アオアシシギやタシギが餌を啄ばむ。クロツラヘラサギ11羽がいてみなさんで観察していると、海上をカツオドリが飛んで行く。その後は出水の「ツル観察センター」に到着。センターの前のパネルには12月20日のカウントでナベヅル11,548羽、マナヅル1,754羽、クロヅル10羽、カナダヅル3羽、ソデグロヅル1羽、アネハヅル1羽、ナベクロヅル2羽(ナベヅルとクロヅルの交雑)とあり、今年は日本で記録のある7種のツル類のうち6種が渡来している。急いでこの中で最も手強いアネハヅルを探す。ごっちゃといるナベヅルやマナヅルを1羽1羽確認していく。まず、サカツラガン2羽を発見。タゲリやツクシガモもかなりの数がいる。するとお客様が「いた~!」と叫び、見るとアネハヅルがいた。バスを順光側の少し近い方へ回してみなさんでじっくりと観察、撮影する。さらに移動すると、直ぐに至近距離にいるカナダヅル2羽を発見して盛り上がる。ナベヅルやマナヅルの塒入りを待っていると、かなりの数のヒバリやタヒバリが飛び回る。至近距離のツルの幼鳥をカナダヅル幼鳥と思っていたらクロヅル幼鳥で思いがけずにツル類5種目の確認となった。例年ならとっくにナベヅルやマナヅルの群れが次々に塒へ向かっていく時間だが、今年は少数が入るだけでまだまだ採餌をしている。真っ黒なハヤブサが小鳥を捕って近くに降りて食べるのでみなさんでじっくりと観察、撮影する。17:55日没。ほとんどのツルが塒に入らないまま18:00に観察終了。18:20にホテルにチェックイン。夕食は黒豚しゃぶしゃぶ、ブリの刺身、キビナゴ天ぷらなどなどの地元のお料理で盛り上がる。
2月5日、早朝にバスで出発。ただ土砂降りとなったのでホテルへ戻って朝食。8:30に雨が上がって出発し、カリガネにそっくりなマガンやカナダヅルを観察、撮影する。するとドライバーさんが農家の人から情報を聞いてきて、急いで直行するとソデグロヅルが採餌をしていた。みなさんで綺麗なソデグロヅルをたっぷりと堪能する。その後、ツル観察センターへ行き、クロヅルの成鳥も確認して熊本港に移動。フェリーに乗って島原港へ向かう。出港して直ぐに乗客がユリカモメに餌をあげるので50羽程が飛び回り大騒ぎとなる。堤防にカツオドリ20羽程がとまっているがちょっと遠い。カンムリカイツブリが飛び、カンムリウミスズメも確認する。島原港に着岸した後は諫早干拓に移動。木にとまっているコチョウゲンボウを発見。さらに葦原からチュウヒやハイイロチュウヒ雌が飛び出してふわふわ舞う。みなさんでツリスガラを探すが見付からない。この鳥を目的にこのツアーに参加された方もいるので何とかしたいが確認できない。オオジュリンやモズが芦原の中でちょこちょこ動く。昨年は1羽も見なかったトモエガモの大群が今年は飛んでいる。そして、綺麗なハイイロチュウヒ雄が堤防にとまってみなさんで盛り上がり観察終了。19:00ホテルにチェックイン。
2月6日、朝食後にホテルを出発する。カワラヒワ、アトリ、ツグミなどを観察、撮影しながら園内を歩くとムクドリの群れにホシムクドリがいて盛り上がる。ところが、駐車場にバスを停める時に見たカササギがどこにもいない。そして最後は有明海の干潟に到着。今年は16℃と暖かい。まずはツリスガラを探しながら歩く。ホオジロが囀り、タゲリ、キクイタダキ、ビンズイなどみなさんでじっくりと観察、撮影する。まだ、干潟が干出してて鳥たちが広範囲に散っていて、海上にはツクシガモ、オナガガモ、コガモなどのカモ類などが数千羽浮き、干潟ではズグロカモメ、ハマシギ、ダイゼン、シロチドリ、ダイシャクシギなどのシギ・チドリ類数千羽が採餌をしたり飛び立ったりしている。シギ・チドリ類の規模は日本一と言われているが、干潟が狭くなると鳥で埋め尽くされる。そして、その群れが飛び立つ姿は圧巻そのものなのだ。するといつもツアーに合わせて情報を教えてくれる方がわざわざ干潟まで降りてきて情報を教えてくれる。本当にいつも感謝なのです。急いで行くとソリハシセイタカシギ26羽がいてみなさんでじっくりと観察、撮影する。シギ・チドリ類、カモ類などが狭い干潟にびっしりと集まっている感動的な光景を後にして福岡空港へと向かったのである。20年以上続いている人気のコース・九州縦断は、とにかく鳥たちがたくさんいて楽しいツアーとなりました。みなさま、お疲れ様でした。
宮島 仁








