【ツアー報告】漁港の海鳥を満喫!冬の銚子と波崎 2026年2月7日
関東圏で冬に絶対に行きたい探鳥地といえば銚子漁港でしょう。カモメ類、カイツブリ類、海ガモ類といえば、まず真っ先に思いつく探鳥地であることは間違いなく、特にカモメ類観察に関しては日本一といっても過言ではないはずです。ただ、銚子漁港は地図で見るよりも実際には意外と遠く、交通のアクセスも悪いためなかなか足が向かないのも事実で、その点からいえばツアー向きと言えるでしょう。比較的大人数でも鳥や環境に影響を与えることがなく、難解なカモメ類の識別に関してはむしろ大人数でいろいろと話し合いながら行ったほうが楽しいものです。ここ数年はヒメカモメやチャガシラカモメといったカモメ類、さらにはオオホシハジロ、メジロガモも記録されましたが、一方で越冬しているカモメ類の数が少ない傾向が続いています。またこの日は関東平野でも積雪があるとの予報が出ていて心配しながらの出発になりました。
7日、この日の東京駅前は早朝からどんよりとしていて、いつ雪が降ってきてもおかしくないような空模様ながら寒さはそれほど感じませんでした。交通の乱れがなかったことから集合は無事完了し、予定通り08:00に東京駅前を出発してまずは東関東道を走りました。移動中のバス車内ではこの日に見られる可能性が高い種の中から、主にカイツブリ類、カモメ類の識別について予習しながら進み、途中、サービスエリアでの休憩を挟んだ後は高速道路を降りて茨城県の波崎港に向かいました。ただこの頃からは小雪が舞い始めてきて、時折降りかたが強まる時間帯もありました。運動公園の駐車場で各自、観察機材の準備をしていただいてからまず波崎港を見てみました。この冬は小鳥類は比較的数多く渡ってきているようでしたが、カモ類やカイツブリ類は極端に数が少なく、この日の波崎港内もカモ類の姿はなく、わずかにカンムリカイツブリ、ウミウの姿があったのみでした。ただ陸上に上がって羽を休めているカモメ類が群れていたことから見てみることにしました。ここではウミネコ、セグロカモメ、オオセグロカモメが見られ、基本となる大きさの違い、足の色の違い、背の灰色の濃さの違いを見ることができました。またユリカモメも群れていたことから、そこに混じるウミネコとの背の灰色の濃さの違いも見ることができました。その後は河口部に移動し、ここではウミネコ、セグロカモメに混じるカモメが見られ、10羽ほどのウミアイサとハジロカイツブリが見られました。その後は急激に雪の勢いが増す中、堤防上に並んでいるユリカモメの中に混じる1羽のワシカモメが見られ、付近ではキンクロハジロ、ホシハジロ、オカヨシガモなども見られ、その後は銚子大橋を渡って千葉県の銚子漁港に移動し、一旦昼食の時間にしました。その後は雪の勢いが強まったり弱まったりする中、各漁港をくまなくめぐり、堤防に並んでいるセグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、ユリカモメを見ながら進め、ある場所では足が黄色い大型カモメが見られ、漁港内ではアカエリカイツブリ、ヒメウも見られました。その後は一度、波崎港に戻って再びウミネコ、セグロカモメに混じるカモメの姿が見られ、ここではさらに増えたウミアイサの群れの中にオスの姿も見られました。その後はさらに雪の勢いが増す中、最後に銚子漁港のカモメ類が群れている2カ所をめぐってみました。ここではかなりの数のカモメ類が群れていて期待が持てましたが、ワシカモメが間近に見られたものの新たな出会いはなく、また雪の勢いがさらに増してきたことから帰宅事情も考慮して、予定を30分ほど早めて探鳥を終えました。道路事情も心配でしたが、幸いにも都心では雪は降っておらず、また走行している車両の数が少なかったこともあって渋滞なく東京駅前に到着し、無事解散することができました。
この日は関東平野でも雪の予報が出るという珍しい日でした。結果的には想定外の雪の勢いに押されながらの探鳥になり、また皆さんの帰宅事情も考慮して少々早めに探鳥を切り上げました。ただ天候が悪かったことから漁港内に逃げ込んでいるカモメ類は多く、基本種のセグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、ユリカモメが多数見られ、この日はそこに混じるカモメ、ワシカモメが見られました。またカモ類は相変わらず少なかったですが、ウミアイサが群れで見られ、カンムリカイツブリ、アカエリカイツブリ、ハジロカイツブリも見られました。今後も冬の定番として、ぜひ銚子、波崎にお出かけください。この度はご参加いただきましてありがとうございました。
石田光史








