【ツアー報告】白夜のラップランド、今年はコバシチドリが特に印象的でした

写真:色あざやかな雌のコバシチドリ

2018年6月15日出発「白夜のラップランド バードウォッチング 8日間」 ツアー報告

「白夜のツアー」の同行は今回で4回目になりますが、コバシチドリとの出会いにことのほか恵まれました。♂♀のペアを同時に、ツンドラの大地で抱卵中の♂も。この鳥の夏羽の綺麗さは出色です。
また最初に現地ガイドから「オナガフクロウは無理でしょう」と言われていたのに、予想を裏切るヒナ6羽を含む両親も。餌になるネズミ類が多く、ケアシノスリもおかげでふんだんに見られました。通常は「春分のラップランドツアー」でしか見られないきれいなケワタガモ♂の成鳥も割と近くで見ることができ、ラッキーでした。また、ホルネーヤ島の観察路が大岩の落石で通れないとの情報で少し心配しましたが、お目当てのニシツノメドリも近くで観察できました。今回も厳しい環境のツンドラで繁殖するライチョウ、オジロトウネン、ヨーロッパムナグロ、クロトウゾクカモメ、ツメナガホオジロなど98種の鳥たちを楽しむことができました。 (長野時彦)

ホンケワタガモの群れにまじったケワタガモの雄(上の鳥)

暗色型のクロトウゾクカモメ

ホルネーヤ島のニシツノメドリ

(4枚とも撮影=長野時彦さん)

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