【ツアー報告】スラウェシ島 バードウォッチングⅡ 2025年9月5日~11日

(写真:チャイロショウビン 撮影:森下英昭様)
生物境界線のウォーレス線の東側に位置するスラウェシ島は、東洋区の生物とオーストラリア区の生物が混在し、また、固有種の宝庫です。今回のツアーでは92種の鳥たちに出会え、その内45種が固有種でした。
最初に訪れたタンココ自然保護区やその周辺では、セレベスブッポウソウ、セレベスバンケンモドキ、スラウェシオニカッコウ、スラウェシオニカッコウ、セレベスソデグロバト、ズグロゴシキインコ、セレベスオウチュウ、スラウェシガラス、ウチワインコ、ムナグロジツグミ、アオミミショウビン、チャバラショウン、セレベスカワセミ、ノドアカハナドリ、セレベスオナガバト、オオミミヨタカ、セレベスコノハズク、チャバラアオバズク、カササギムクドリ、セレベスオオサマムクドリ、シュウダンムクドリ、アカコブサイチョウ、ハイガシラオビオバト、シロハラオビオバト、セレベスバンケンモドキ、セレベスサトウチョウ、セレベスクマタカ、スラウェシチュウヒワシ、セレベスアナツバメ、ツラアカボウシゲラなどの固有種と出会うことができました。また、東洋区のクロザル、メガネザルやオーストラリア区の有袋類・クマクスクスにも出会うことができ、生物境界線にいることを実感できました。
次に訪れたトモホンでは、スラウェシヤイロチョウの美しい姿に魅了され、セレベスバンケン、フイリアオバズク、チャイロショウビン、セレベスコゲラ、セレベスクレナイミツスイ、White-eyed Spangled Drongo、クロビタイメジロ、スラウェシヒメアオヒタキなどの新たな固有種と出会うことができました。
また、ここでの鳥を見るスタイルが、スタッフがジャングルの中に散らばって鳥を探して、鳥を見付けるとガイドに電話連絡をして、我々がそこへ行って観察、撮影するのですが、我々が行くまで鳥が待っているという不思議な鳥見スタイルに驚きました。
さらに、スタッフのみなさんがいつも笑顔で、朝食はポイントまでデリバリー、車にはキンキンに冷えた飲み物がいつも用意されていて至れり尽くせりのおもてなしのツアーでした。
ホテルやロッヂも綺麗でインドネシアの家庭料理も美味しくて、スラウェシ島をたっぷりと楽しむことができました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。
宮島仁