【ツアー報告】鳥の観察会3周年記念 冬の茨城巡り 2018年1月6日

(写真左から、金原誠一郎、小島久佳さん、宮島仁さん、塚本英夫さん、石田光史)

おかげさまで3周年を迎えることができました鳥の観察会。これを記念してご愛顧いただいているお客様向けに募集したのがこの第2弾となる冬の茨城巡りです。鳥たちを観察することはもちろんですが、この記念ツアーは主に新年のご挨拶の場として、またお客様の交流の場になればと思い企画しました。おかげさまで数日間で満席となったためこの日は普段は乗ることがない大型バスに乗って探鳥に出かけることになりました。またお世話になっている光学機器メーカーのスワロフスキーオプティックの塚本さんにもご同行いただきました。幸いにもこの日の天候は晴れマーク一色で穏やかな1日になるとのことでした。

6日、肌寒さはあるものの晴天の東京駅前を予定通り08:30に出発してひとまず常磐道を走って茨城県方面に向かいました。最初の探鳥地に到着後は各自観察機材の準備をしていただき公園内で主に冬の小鳥類を探しました。まずは冬鳥の代表種であるジョウビタキのメスが愛想良く現れてくれ、付近では「ヅッ」と濁った声のアオジの姿もありました。またふいに飛び立ったシロハラが桜の木に止まったため望遠鏡を使って観察しました。その後は湿地帯付近の小道で再びシロハラ、アオジの姿があり、アカハラも見られました。その後はヨシ原でカシラダカを観察しましたが、遠くの枯れ木に群れるマヒワの姿があったため望遠鏡で観察しました。しばらく見ていると群れはハンノキに止まったり桜の木に止まったりしながら水場に降りて水浴びをしているようでした。またベニマシコのメス、ジョウビタキのオスの姿もあり、ヌルデの実にはツグミがやってきていました。気が付くとお昼になっていたためその後は駐車場で各自昼食としました。昼食後は1時間ほど移動して霞ヶ浦の北部からカモ類などを観察しました。この冬はどこもカモ類が少ない印象でしたが、霞ヶ浦も同様に例年の半数にも満たない個体数でした。湖面にはヒドリガモ、カルガモ、マガモ、コガモが多く、よく見るとその中にオカヨシガモ、ホシハジロ、ミコアイサ、ホオジロガモ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリが見られました。またハス田にはムクドリが群れ、杭にはノスリ、水田にはタシギ、セグロセキレイの姿がありました。その後はセイタカシギが見られたほか、芝生広場ではシメ、イソシギ、ハクセキレイ、ツグミが見られました。そしてこの日の最後はヨシ原に塒をとっている猛禽類の観察に向かいました。この日は晴天だったため美しい夕陽が期待できそうで、無風だったことから寒さもさほど気にならない状況でした。到着後は続々とヨシ原に帰ってくるチュウヒが見られ、無風だったことから枯れ木に止まる個体を複数観察することができました。観察していると電柱にはチョウゲンボウ、ノスリが見られ、ヨシ原にはホオジロ、オオジュリン、さらにはヨシ原内にある枯れ木にはコチョウゲンボウのオスが止まっていました。この日は20個体ほどのチュウヒのほか、5羽のコチョウゲンボウ、さらには灰色みの強いチュウヒが見られるなど17:00まで観察して終了し、この日は55種の野鳥たちに出会うことができました。

さて、いよいよ4年目に突入した鳥の観察会ですが、今後もさまざまな新企画をご用意し、皆様からのご予約をお待ちしております。次回カタログは2月を予定しておりますので、それまではウェブサイトやチラシをご覧ください。2018年も鳥の観察会をご贔屓いただけますようよろしくお願いいたします。この度はご参加いただきましてありがとうございました。

石田光史

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