【ツアー報告】筑波山と筑波梅林散策 2019年1月10日

(写真:カヤクグリ)

冬季は東京から日帰りでもさまざまな野鳥たちが楽しめることから、日帰りバスツアーも豊富にご用意していますが、その中でも毎回ご好評をいただいている筑波山に向かいました。前日には雪予報が出ていましたが幸い雪は降らず、足元の心配はない状況でした。ただこの冬は特に冬鳥類が少ないことから直前に下見を実施し、最後の探鳥地を変更することにしました。

10日、天気予報は晴れマーク一色だったこともあり早朝の東京駅前は快晴でした。ただ非常に寒かったこともあり筑波山頂での探鳥が大丈夫か心配になるほどでした。少々早くご集合が完了したことから5分ほど早く東京駅前を出発し、茨城県方面に向かいました。途中、休憩を挟んでも2時間ほどで現地に到着し、まずは観察機材準備、そして着るものの再チェックをしていただいてからケーブルカー駅まで歩きました。途中、筑波山神社の中を歩いて行きましたが、早くもヤマガラが賑やかに出迎えてくれ、針葉樹の林からはヒガラのさえずりが聞えました。また姿はなかなか見えないもののキクイタダキも盛んに鳴いていました。また木の実に群れているメジロを見ていると、ジョウビタキのオス、またシロハラが飛んできて木に止まったことから望遠鏡で観察することができ、2羽のアオゲラが行ったり来たりと飛び回ってくれたことから思いのほかゆっくりと観察することができました。その後は石段を登っていきましたがアオジのオスとメスが一緒に石段を上るかのように現れ、遠くの木にはシメの姿もありました。駅ではトビが飛び、カワラヒワの姿を見てから山頂駅に向かいました。途中、空には雲が広がって心配でしたが山頂駅付近では再び青空が広がり、まずはやや登った場所で地面を歩きながら採食するミヤマホオジロとカシラダカを見ることができました。一旦飛び去ってしまったことから道を戻ると、今度はカヤクグリの姿があったため望遠鏡を使って観察することができました。普段は地面を歩きながら採食していることが多いですが、この日は草むらに隠れては木に上がり、といった行動を繰り返していて声を聞くこともできませんでした。また観察していると30羽ほどのハギマシコの群れが飛び回っていました。その後は別の場所にミヤマホオジロの群れがやってきたことから移動して観察し、最後は目線よりもやや低い木にミヤマホオジロが止まってくれたことからじっくりと観察することができ、再びハギマシコの群れが飛んできたかと思うと、腰が白く、また「キョキョッ」という声がしたことから見てみるとアトリの群れでした。やや時間が押してしまいましたがその後は再びケーブルカーで下山し駐車場まで戻って各自昼食の時間としました。そして昼食後は隣接する梅林に向かい散策をしました。林ではコゲラ、エナガの群れが出迎えてくれ、梅林の地面をシロハラが歩いていました。残念ながらこれといった出会いはありませんでしたが、シメ、ジョウビタキのメス、そして最後は2羽のカケスが飛び回っていました。そして最後は予定していた土浦市内の公園を石岡市内の公園に変更して探鳥しました。湿地帯になっている場所ではヨシ原に意外なほど多くのアオジの姿があり、ほかにもジョウビタキのメスやカシラダカの姿がり、ヨシ原からはミソサザイの声が聞こえていました。ただここでも冬の小鳥類の姿は少なく残念な結果になってしまいました。

さて、今年の筑波山では数は少なかったもののカヤクグリ、ミヤマホオジロに出会うことができ、ハギマシコも飛翔する群れが見られました。またアトリの群れが飛び、ほかにもルリビタキ、シロハラ、ジョウビタキ、シメ、カシラダカ、アオジといった冬鳥、アオゲラ、エナガ、ヤマガラ、カケスなどが見られましたが個体数が少ない印象は変わりませんでした。今後さまざまな冬鳥たちが平地でも見られると良いのですが、どうなることか。ご参加いただきました皆様、お疲れ様でした。

石田光史

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