【ツアー報告】カンムリワシの島 石垣島と西表島 2016年3月29日~4月1日

(写真:カンムリワシ 撮影:石田光正様)

3月29日、羽田空港を出発したお客様を那覇空港でお迎えし、石垣空港に到着する。空港の外に出ると、むわっとする南国の湿度が気分を高揚させる。直ぐに専用バスに乗りバードウォッチングの開始。まず急いである鳥のポイントへ行く。地元で鳥を見ている方がいつも最新情報を教えてくれるので本当にありがたい。しかし、例の鳥は見付けられない。仕切り直すことにして、近くの牧場へ行き、ギンムクドリ、リュウキュウツバメ、シロガシラなどを観察、撮影する。ツメナガセキレイを見ていると、ハヤブサ成鳥が飛んできて、全ての鳥たちを飛ばして去っていく。次に海岸へ行き、シギ・チドリ類をじっくり観察。ヒバリシギが至近距離にいて、完全な冬羽のヒバリシギは本土ではなかなか見られないのでみなさんで観察、撮影する。さらに、芝生のあるポイントではズグロミゾゴイを発見。ゆっくりと餌を獲っているので、みなさんで観察、撮影する。まずは八重山3点セットの1種をゲットなのだ。すると、地元の鳥仲間がわざわざ来てくださり、例の鳥が出ているとの情報。大急ぎで行くと木に止まっているカタグロトビのペアを発見。日本で数回しか記録のない珍鳥のペアをみなさんでじっくりと堪能。するとオスが狩りに出かけて行き、サトウキビ畑上空で何度もホバリングをする。日本ではめったに見られない、そんな姿もみなさんで観察する。ホテルに帰る途中、海岸によるとオオメダイチドリが近くにいて、これもじっくりと観察、撮影することができた。

3月30日、08:00 ホテルの近くにムネアカタヒバリが数羽いて、中に胸の赤い夏羽が混じっている。近くの漁港の公園にはカラムクドリ8羽がガジュマルの実を食べている。河口へ行くと白いクロサギが餌を獲り、オオメダイチドリもいる。さらに上流から平田原の水田に行くとコチドリ、タカブシギ、エリマキシギなどのシギ・チドリ類やサギ類がたくさん入っていて、みなさんで観察する。牧草地では「牧草ロール」にカンムリワシの成鳥がとまっていたが、至近距離のため直ぐに飛んでしまう。水田に行くとガードレールにカンムリワシの真っ白な昨年生まれの幼鳥がとまっていた。警戒心が薄く、みなさんでじっくりと観察、撮影する。すると地元の鳥仲間からムラサキサギの情報が入り、急いで別の牧草地へ行くとムラサキサギが3羽いて、1羽は大きなネズミを食べている。さらにカンムリワシの成鳥が4羽もいて、いずれも至近距離で鳴き交わす姿をみなさんでじっくりと観察し、撮影の方からは「近すぎる!」と贅沢な悲鳴と笑いがでる。昼食後、別の河口に行くとムラサキサギが道路の脇の水溜りで餌を獲っていたので、みなさんでじっくりと観察、撮影する。その後、海岸でズグロカモメの頭の真っ黒な夏羽やハクセキレイの亜種タイワンハクセキレイなどを観察した。

16:10 石垣島離島桟橋から西表島上原港に到着。ホテルで夕食後、夜の山に行く。真っ暗の中、何万匹というヤエヤマヒメボタルがイルミネーションのように光り輝き、リュウキュウコノハズクが「コホッ コホッ」と鳴く幻想的な世界である。リュウキュウコノバズクをみなさんでじっくりと観察する。

3月31日、08:00 ホテルを専用バスで出発。早速、カンムリワシの成鳥と幼鳥がとまっている場所を見つける。近くの樹林からズアカアオバトの尺八の練習のような鳴き声がするが姿が見えない。水田に行くと、タカブシギやタシギ、サギ類などがいる。電柱にとまっているカンムリワシを見ると、なんと虹彩の黒い個体であった。普通のカンムリワシの虹彩は黄色だが、100羽に1羽しかいないと噂されている珍しい個体である。その後は耕作地でズグロミゾゴイを発見。餌採りに夢中で我々をまったく警戒しないどころか、ミゾゴイの方から我々に近づいてくるから、また、撮影の方からは「近すぎる!」と贅沢な悲鳴と笑いがでる。集落を歩くとリュウキュウサンショウクイの群れが飛ぶ。リュウキュウキビタキの囀りが聞こえるので探すと「リュウキビッ、リュウキビッ」とメスが囀っていた。牧場に行くと、枯れ木にチョウゲンボウがとまっていた。チョウゲンボウだが全身の色が濃く、胸の斑が少ない。すると、ムネアカタヒバリが4~5羽舞い降りたがいずれも冬羽である。昼食後は気温が上がり、リュウキュウアサギマダラ、スジグロカバマダラ、オオゴマダラ、アオタテハモドキなどの蝶が無数に乱舞する。水牛の飼育場ではシロハラクイナを観察。警戒心が強い鳥でなかなか写真を撮るのが難しいが、ここの個体はのんびりしているから撮影や観察がじっくりとできる。移動中にムクドリ類の150羽位の群れを見付けてバックするとギンムクドリの群れであった。水田に行くと、セイタカシギ、タカブシギ、ムラサキサギなどがのんびりとしている。サシバの若鳥が何度も畑に降りて餌を獲っている。カンムリワシもゆったりと飛ぶ。

4月1日、07:40 歩いて探鳥に出かける。リュウキュウキビタキがせわしなく囀り、シロハラクイナがあちこちを走り回る。上空ではリュウキュウツミが3羽で旋回する。桑の実を食べているズアカアオバトを発見し、みなさんでじっくりと観察、撮影して終了。西表島上原港から石垣島離島桟橋、さらに石垣空港から那覇空港へと向かったのである。

ゆったりと時間が流れる八重山4日間で68種の鳥たちと出会うことができました。そして、カンムリワシ、ムラサキサギ、ズグロミゾゴイの「八重山3点セット」をみなさんでじっくりと観察や撮影したツアーでした。みなさま、お疲れ様でした。

宮島 仁

ズグロミゾゴイ 撮影:石田光正様

ズグロミゾゴイ 撮影:石田光正様

 

ムラサキサギ 撮影:石田光正様

ムラサキサギ 撮影:石田光正様

 

シロハラクイナ 撮影:石田光正様

シロハラクイナ 撮影:石田光正様

 

リュウキュウサンショウクイ 撮影:石田光正様

リュウキュウサンショウクイ 撮影:石田光正様

 

リュウキュウコノハズク 撮影:石田光正様

リュウキュウコノハズク 撮影:石田光正様

 

ギンムクドリ 撮影:石田光正様

ギンムクドリ 撮影:石田光正様

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