【ツアー報告】富士山五合目で高山鳥に会いたい! 2025年8月29日

そもそもは盛夏の頃にはバードウォッチングに行く場所がなかなか見つからないことから、たった1日でも涼しい場所に行って、これといって歩き回ることなく亜高山帯の小鳥たちをのんびり眺めてみてはどうかといったコンセプトで企画したツアーですが、ここ数年は盛夏の時期が極めて長くなってしまい、バードウォッチングというよりも外出そのものが危険といった認識になってしまうほどです。そんな中、標高約2500ⅿにある富士山五合目で涼めることは幸いといえるでしょう。ここにある水場に小鳥たちが集まるにはここ数日の現地の天気が重要なのですが、天気予報で見ている限りでは、ここ数日、現地では全く雨は降っていないようで期待が持てる状況でした。

29日、この日は再び東京は猛暑日とのことで天気は晴れ、最高気温が36℃になるとの予報が出ていました。この日も予定通りご集合いただいたことから08:00に出発して富士山五合目に向かいました。バス移動中はこの日に見られる可能性が高い種の解説やここまでの状況、そして水場にやってくる鳥たちに傾向などを話しながら進めました。途中、やや渋滞があったものの比較的順調に進み、談合坂サービスエリアで休憩を挟んでも2.5時間ほどで富士山五合目に到着することができました。途中、意外にもやや雲が多い状況でしたが現地に到着すると青空が広がっていて、状況は良いように感じました。現地に到着して準備をしていると、水場はまだまだ閑散としていましたが、周囲からはホシガラス、メボソムシクイ、ヒガラ、キクイタダキの声が聞こえ、針葉樹の枝先に出てきたキクイタダキを見ることができました。11:10にはヒガラの幼鳥が水浴びをはじめ、11:20には飛んできたホシガラスが針葉樹に止まって周囲を見回していました。11:30には再びヒガラの幼鳥が水浴びをはじめ、12:00にはいつの間にか空はほぼ快晴になっていました。12:05からはウソのオスが何回も水場にやってきて、12:10には今度はヒガラの成長が水浴びにやってきました。12:15にはウソのオスとメスが揃って姿を見せ、12:45にはヒガラが2羽でやってきて水浴びをしていました。13:05にはウソのメスが1羽でやってきて13:25には再び飛んできたホシガラスが針葉樹に止まったり、周囲を飛び回ったりしていました。13:55にはここまでさえずりが聞こえただけだったメボソムシクイがようやく水浴びをはじめ、14:05にはキバシリの声が聞こえたかと思うと、飛んできたキバシリが針葉樹に止まりました。14:15にはルリビタキの幼鳥がひょっこり現れて水浴びをし、14:20にはメボソムシクイ、ヒガラ成鳥、ヒガラ幼鳥が揃って水浴びをはじめて賑やかになりました。そして14:30にはここまで姿を見せなかったコガラがやってきて何回も水浴びをし、15:00にも再びコガラがやってきていました。そして15:30頃からは荷物整理をはじめてこの日の探鳥を終えました。

この日は再び東京都内が猛暑日になり最高気温が36℃とのことでした。ただ現地は半袖では肌寒く感じるほどで、この日も1日ながら涼しい中で探鳥することができました。前半はヒガラとウソのみでどうなることかと思いましたが、最終的にはルリビタキやメボソムシクイ、コガラ、そしてホシガラスも姿を見せてくれ、キクイタダキは周辺の針葉樹で見ることができました。またこの日はキバシリも姿を見せてくれ、意外な出会いもありました。この度はご参加いただきましてありがとうございました。

石田光史

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