【ツアー報告】冬の琵琶湖で1日60種観察にトライ! 2026年1月5日
新年のスタートツアーとして定番になった冬の琵琶湖。琵琶湖でのツアーは毎年これだけではありますが、湖北の探鳥地をたった1日めぐるだけでもかなりの数の野鳥に出会えることから、タイトルには60種観察という目標を掲げてみました。今回もさまざまな方面からご参加いただきやすいように米原駅発着のツアーとし、幸いご好評をいただけたようでそれぞれの方向から多くの方々にご参加いただくことができました。冬の琵琶湖はなかなか天候が安定せず、何かと心配が尽きないのですが、この日は終日曇り予報で雨や雪の予報は出ていませんでした。ただやや降水確率が高かったのが気がかりでした。
5日、この日の米原駅前は早朝から意外にも日差しがあり天気は良いように感じました。集合時間の10:00頃はやや雲が多くなってきてはいましたが、無事に時間通り出発することができました。そして30分ほどで最初のポイントに到着後は各自、観察機材の準備をしていただいてから歩き出しました。まずはジョウビタキのオスがじっと止まって姿を見せてくれ、付近では数羽のメジロが木の実をついばんでいました。さらに歩くと周辺をアトリの群れが飛び回っていて、ニレの木の群れている数羽をたっぷりと観察することができ、同時にシメの姿も見られました。その後、河口に向かうと鏡のような湖面には数は少なかったものの、キンクロハジロ、ホシハジロの姿があり、やや距離はありましたが、マガモ、ヒドリガモ、カイツブリ、ハジロカイツブリも見られ、湖上をユリカモメが飛んでいました。また河口部ではセグロセキレイ、イソシギも見られ、帰り間際には飛んできたアカゲラが木に止まってくれました。その後は一旦、各自昼食の時間とし、昼食後は琵琶湖の湖岸を歩いてみました。この日はヒシクイの群れはお隣の浅瀬にいたことから、この日はやや寂しかったですが、中洲を歩き回るイカルチドリが見られ、周辺にはジョウビタキ、カワセミの姿もありました。また湖面にはカワアイサの姿もあり、ホオジロガモを見ていると、どこからともなく飛んできたミサゴが上空を飛んでくれました。また葦原でモズを観察していると、水際を歩くクイナが見られラッキーでした。その後は畑地を歩き、対岸の枯れ木に止まっているオオワシの位置を望遠鏡で確認してからバスに戻って、より近い位置から観察してみることにしました。この日は前日とはだいぶ違う位置にいたものの無事にその姿を観察することができ、周辺ではホオジロガモ、ヨシガモなども見ることができました。観察後は真っ黒い雲がかかってくる中を移動していると、途中の畑地では数羽のケリが見られ、到着後はここまで見られていないカモ類を探してみました。圧倒的に多いマガモ、カルガモの中から真っ白いミコアイサのオスが目立ち、この日はたった1羽ながらカワアイサのオスも見られました。ほかにもコガモ、ハシビロガモ、ヨシガモ、オカヨシガモも見られ、ハスに隠れて見ることができなかったトモエガモがようやく飛び立ってその姿を見せてくれました。そしてとうとう雨が降ってきてしまう中、最後のポイントを歩きました。雨だけでなく風もあったことから鳥の気配がありませんでしたが、止み間に草地を見るとカシラダカの群れが飛び交い、ようやく枯れ木に止まった個体をじっくり見ることができました。またこの日も15羽ほどのタゲリの群れが地面にうすくまるように群れ、最後は飛翔する姿も見ることができました。
恒例になっている新年最初の琵琶湖ツアー。今回は汗ばむような陽気に始まり、最後は冷たい雨に打たれるという冬の琵琶湖らしいめまぐるしく変わる天気の1日でした。名物であるオオワシはこの日も見ることができ、冬鳥のシメ、ツグミ、アトリ、ジョウビタキ、カシラダカ、水辺ではハジロカイツブリ、ミサゴ、ヨシガモ、トモエガモ、ホオジロガモ、カワアイサ、ミコアイサ、イカルチドリ、クイナ、畑地ではケリ、タゲリ、ノスリなどが見られましたが、目標の60種に2種足らず観察種は58種でした。ただたった1日でこれだけの鳥たちに出会えることは良い探鳥地の証でしょう。この度はご参加いただきありがとうございました。
石田光史








