【ツアー報告】キクイタダキに会いたい!8月の富士山五合目(追加設定) 8月31日

(写真:ウソ)

今年は8月に台風の上陸が多く、まず9号が東日本を縦断し、ほぼ同時に発生した10号は一旦南西諸島方面に反れて行ったのですが急旋回するようにUターンして小笠原、伊豆諸島、そして本州に向かってきました。結果的には前日に東北地方を横断するように通過して行ったため、当日の天気予報は晴れ一色で安堵しました。ただ、台風から変わった熱帯低気圧の勢力がまだまだ残り、風の強い朝となりました。

31日、東京駅前に08:00にご集合いただき予定通りに出発することができました。途中、事故渋滞があった関係で1時間ちょっとかかりましたが予定通りSAで一旦休憩をとりました。シーズンも後半ということでSAの駐車場はそれほど混んでおらず、順調に休憩時間を終えて富士山に向かいました。有料道路を進むとやはり風の強さが目立ち、木々が大きく揺れていました。到着後必要な荷物を持って坂道を下り探鳥ポイントに向かいました。風が強かったせいか寒さが厳しく、思わずTシャツの上からフリースを羽織りましたが結果的にはそれでも間に合わず、さらにその上から雨具を着るような状況でした。

観察機材の準備を済ませて探鳥を開始しましたが、強風のせいか鳥の気配がなく、高山帯らしい鳥たちのさえずりも聞かれませんでした。30分もするとあまり水場にはやってこないカヤクグリが飛んできて、我々の眼の前を歩きながら餌をついばみ始めました。この個体は我々の存在を気にする様子は全くなくすぐ目の前までやってきてくれました。昼前には何のまえぶれもなくウソのオスがやってきて水浴びを見せてくれました。午後に入っても鳥の動きが鈍く、なかなか姿を見ることができませんが、相変わらずカヤクグリが我々の目の前を歩きながら採食してくれ楽しませてくれました。その後はウソのメスがやってきて水浴びを披露してくれ、その後はオスとメスが揃って水場にやってきてくれました。また周辺の針葉樹林ではヒガラ、コガラ、そしてキクイタダキをご覧になった方もいらっしゃったようでしたが、寒さのせいか水場にはやってきませんでした。そして最後はようやくホシガラスがやってきて枯れ木に止まりましたが周囲をうかがっただけで飛び去ってしまいました。

台風10号の影響が残っているせいか大変に風が強く、非常に寒い1日でした。そのせいか鳥の出があまり良くなく残念でした。ただ、普段あまりじっくり見る機会がないカヤクグリがほぼ1日中、我々の目を楽しませてくれ、ウソ、ホシガラスの姿もありました。真夏の時期は国内でのバードウォッチングポイントは限られ、なかなか行く場所が見つからないだけに、今後も夏季は高山帯でのツアーを企画して行く予定です。この度はお疲れ様でした。

石田光史

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