【ツアー報告】アホウドリに会いたい!東京~八丈島航路 2021年4月9日~10日

(写真:アホウドリ 撮影:須崎明男様)

そもそも海況が良くないことが多い伊豆諸島航路ですが、3月後半からはなんとか落ち着いてくること、そして目的のアホウドリに関しては成鳥個体、あるいは成鳥に近い個体が多く観察できるようになってくることからこの時期に企画している東京~八丈島航路ツアー。国の特別天然記念物に指定されているアホウドリは、一時的にその数が激減してしまいましたが、保護活動によってその数を数千羽単位まで回復してきました。翼開長240cmという巨大さと、その飛翔形の美しさはほかの海鳥を寄せ付けないほどの強烈な印象を残してくれます。今回はお天気は問題ないという予報が出ましたが、北東風がやや強いとのことでした。海鳥たちは海上を吹く風を利用して飛んでいますので無風ではなかなか良い成果にありつけないのですが、この強風がどう影響するのか気になりました。

9日、週末ではありましたが、他船がドック入りしている関係から意外なほど静かな竹芝フェリーターミナルに予定通り21:30にご集合いただき、その後は資料の配布、トラベルイヤホン使用方法説明、そして翌日の連絡事項、緊急時の対応方法をお伝えし、その後は特別ゲストとしてご同行いただく箕輪義隆さんに今回見られる可能性の高い海鳥の解説、その後は質問にお答えしていただくなどして過ごし、22:10から乗船し、東海汽船橘丸は予定通り22:30にまずは三宅島に向けて出港しました。

*諸般の事情から詳しい出現状況をウェブサイトでは公開しておりません。

春の海鳥観察といえばこの東京~八丈島航路がすっかり定番化しました。ツアーとして企画するのは今年で9年目。あの頃は出会えるか出会えないかドキドキしながら乗船しましたが、その頃に比べると観察できるアホウドリの個体数は感覚的には10倍といった感じで、それだけアホウドリの個体数が増えたのだろうと推測でき、とにかくうれしい限りです。ほかにも春の伊豆諸島航路を代表するオーストンウミツバメがかなりの数観察でき、独特の飛翔形をじっくり観察できたことも大きな成果でした。そもそも海況が悪いことが多い春の伊豆諸島航路ですが、今回は波の高さやうねりはそれほど厳しいものではありませんでしたが、風が強くご苦労の多い探鳥になってしまいました。今後もトラベルイヤホンを使用してご参加の皆様全員に的確に出現状況をお知らせすることで、海鳥の見逃し、指示の聞き逃しのないよう配慮した海鳥観察ツアーを企画して参ります。この度はご参加いただきましてありがとうございました。また特別ゲストとしてご同行いただきました箕輪義隆さん、ありがとうございました。

石田光史

マッコウクジラ 撮影:須崎明男様

 

オオミズナギドリ 撮影:須崎明男様

 

アホウドリ 撮影:須崎明男様

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