【ツアー報告】東シナ海第四の秘島 秋の粟国島 2022年10月9日~12日

(写真:アカマシコ 撮影:中澤均様)

9日、12:05那覇空港に全員集合して出発。まずは耕作地へ行く。ツメナガセキレイがたくさん渡って来ていてあちこちで見られる。ちょっと距離があるが、アメリカウズラシギをみなさんでじっくりと観察、撮影する。セイタカシギ、コチドリ、エリマキシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、タカブシギ、ヒバリシギ、タシギなどのシギ・チドリ類がたくさん渡って来ているので、じっくりと堪能する。水路でジャワアカガシラサギを発見。直ぐに飛び立つが、耕作地の木にとまったのでみなさんでじっくりと観察、撮影する。渡って来たばかりのサシバが羽を休め、クロハラアジサシ10数羽が飛び回り、ハジロクロハラアジサシ1羽が混じっている。鳥がたくさんいて、あっという間に2時間も経っていた。その後は海岸へ行く。ここも、シギ・チドリ類がたくさんいて、シロチドリ、メダイチドリ、トウネン、ミユビシギ、ハマシギや白いクロサギなどをみなさんでじっくりと観察、撮影する。ツバメが100羽以上飛んでいて、その中にリュウキュウツバメ、ショウドウツバメ、コシアカツバメ、イワツバメが混じりツバメ類5種の乱舞となる。17:15に観察終了。17:40にプールがある綺麗なリゾートホテルにチェックイン。

10日、早朝にホテルを出発。電線にムクドリ類がとまっていて慌てて確認するが、沖縄では珍しいけど盛り上がらないムクドリであった。池にはアオアシシギ41羽、アカアシシギ9羽やコアオアシシギ、タシギ、コガモ、バンなどがいる。しかし、ここで確認したかったクロツラヘラサギが見当たらない。そこで移動し、中州で休むクロツラヘラサギ5羽を確認。さらに、ムナグロの群れの中にいるオオソリハシシギを発見して盛り上がる。その後は港で乗船手続き等を行い、粟国村が運航している「ニューフェリーあぐに」に乗船する。切符をもぎるおじさんが「今日は大時化だよ!」とにこにこしながら言う。粟国島まで約2時間だが北風10m以上で激揺れ波被りの中、鳥を見るお客様がいるので一緒に見る。どうも南の島の航路というとカツオドリやネッタイチョウがばんばん飛ぶというイメージを持っている人が多いが、まったくそんなことはなく、今回も2時間でオオミズナギドリ数羽であった。昼前に粟国島に着岸。耕作地をゆっくり走ると、ツメナガセキレイがたくさんいてあちこちに降りている。貯水池の近くでコガモ、バン、クロハラアジサシを見ながら昼食。グランドにハクセキレイがいて、1羽は亜種シベリアハクセキレイである。その後は耕作地から海岸へ向かい、道路脇で餌を啄むコホオアカ数羽とカシラダカが1羽一緒にいる。夕方、島の南側の道へ行くと、コサメビタキとサメビタキがたくさん渡って来ていて道路を横切っている。サメみたいなコサメやコサメみたいなサメがいてみなさんで11羽確認しながらじっくりと観察、撮影する。17:40 ホテルにチェックイン。小さな離島には珍しくプチホテルがあり、全員個室でウォッシュレット完備というのが素晴らしい。

11日、早朝に歩いてホテル周辺で鳥を見る。風がかなり強くゴーゴー言っている。そんな中、昨日はいなかったサシバ2羽が飛んでいる。色の濃いリュウキュウキジバトやリュウキュウヒヨドリ、シロガシラなどを観察。電線にムクドリの群れがとまっていて1羽が胸から顔が白いので思わず「ギンムクドリ」と叫んだが、よく見ると胸から顔が白いムクドリであった。7:30にホテルで朝食。その後は愛想のいいコサメビタキとサメビタキが何度もフライングキャッチをしているのでみなさんでじっくりと観察、撮影する。コホオアカ10羽程の群れも見られる。普通なら7月に咲くサガリバナとゴールデンシャワーが今頃開花している。階段を上っていくと大きなこげ茶色の鳥が飛び立って樹林内へ入っていく。ミゾゴイ?と思ったが、その後、見付けられない。上の池に行くと、ヨタカが飛び出して池の上を飛び回って樹林内へと入っていくが、一瞬だったため数人しか見られなかった。島の南部へ行くと、昨日はいなかったエゾビタキもたくさん渡って来て、サメビタキ属3種が飛び回る幸せな状況となる。そんなヒタキ類を識別していると、アカマシコの雌タイプ1羽がモクマオウにとまっているのを発見。慌てて、みなさんで観察、撮影する。島はこれがあるからやめられないのだ。さらに進むと、サメビタキ属3種が次から次へと道路に出て来て、さらにサンコウチョウも混じって鳥だらけとなる。12:00に昼食。その後、農耕地を歩くがヒヨドリ、シロガシラなどしかいない。道路脇でエゾビタキが餌を採っている。浜の防風林の道路を歩くが、ここも鳥がいない。海岸へ出ると白いクロサギが大きなオヤビッチャを何度も飲んでは出しているの見て、みんなで「あんな大きいのを大丈夫か?」と心配する。ムナグロ、メダイチドリ、シロチドリなどを観察。浜から西の耕作地をゆっくり走るがツメナガセキレイやツバメが昨日より明らかに減っている。防風林でコムシクイの声がしたので探すが見付からない。ノビタキとサシバが入って来てあちこちで見るようになる。牧場でインドハッカ4羽を観察、撮影。夕方、再び、島の南部へ行くと、サメビタキ属3種がさらに増えたような感じがして、3種が並んでガードレールにとまったりする。アカマシコが2羽(雌タイプ)になっててみなさんでじっくりと観察、撮影する。その後もノビタキやサメビタキ属3種などを見て終了。17:30にホテルに戻る。夕食はもちろんアカマシコの話で盛り上がる。

12日、早朝にホテル周辺を歩く。今日も風がかなり強い。インドハッカが海岸の岩礁にいる。耕作地で数人がミフウズラを見る。海からサギ類が飛んできたのでよく見るとアカガシラサギであった。7:30から朝食、8:15 出発。島の南部へ行くと、サメビタキ属3種が飛び回っている。するとアカマシコの雌タイプ4羽がモクマオウにとまっているのを発見。みなさん贅沢になり「雄が見たい!」と笑顔で言う。チゴハヤブサが上空を飛んでいき、草地にはノビタキがたくさんいる。その後、浜の耕作地をゆっくり走るが、あれだけたくさんいたツメナガセキレイがほとんどいなくなっている。コホオアカがちらちらと見られるが明らかに鳥影が薄くなった。12:20昼食。サンショウクイが鳴きながら飛んでいき、渡りで入って来たハシブトガラスも飛ぶ。午後、フェリー乗り場へ行き出港。航路ではオオミズナギドリ10羽程を確認。那覇空港が見えてきた頃、空の高いところを変な飛び方をしている鳥がいた。なんとアオバズクである。こんな昼間に海上を渡っていることに感動する。泊港に着岸した後は那覇空港へ到着。渡り鳥がたくさんいた粟国島。みなさま、お疲れ様でした。

宮島仁

エゾビタキ 撮影:中澤均様

 

コサメビタキ 撮影:中澤均様

 

サメビタキ 撮影:中澤均様

 

ツメナガセキレイ 撮影:中澤均様

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