【ツアー報告】ブッポウソウとチゴモズが棲む松之山の森 2024年5月29日~30日

(写真:チゴモズ 撮影:竹村章様)

梅雨入り間近の時期ですが5月末のこの時期は恒例となっている北信越のブナ林をめぐりながら主にブッポウソウとチゴモズを探すツアーの時期です。今回訪れる場所は私的には20年以上通っていますが、のどかな山村風景はまるで日本むかし話に出てくるような独特の風情があり、豪雪地帯らしい家屋の作りも印象的です。思い返すと長年にわたってこういった風景が全く変わらない点は驚きで、それだけに現地の環境にも配慮し、小型バスを使ったかなり小さなツアーにしています。タイトルにもなっているブッポウソウ、チゴモズといった希少な野鳥が生息しているほか、ブナ林を好む野鳥たちが数多く生息し、この時期は北信越を代表するピンク色のタニウツギや紫色の桐の花も見事な時期です。今年は台風1号が発生してはしまったものの直接的に天候に影響はなく、また前日の悪天候も出発日の午前中には回復するとの予報で一安心しての出発となりました。

29日、前日の東京都内は夕方から突風が吹き荒れ、突然、強烈な雨が降るなど大荒れでしたが、この日は早朝から天気は安定していて青空も見えていました。集合時間の東京駅前はやや雲が多く、この先の天気が読みづらい感じがしましたが、ご集合は予定通り完了したことから08:30に出発してひとまず関越自動車道を走り新潟県を目指しました。車内では今回のツアーで期待できる種について解説するとともに、現地の環境についてもお伝えしました。途中、サービスエリアに立ち寄った後は真夏のような青空を見ながら走り、もうこれで天気の心配はないと思いましたが、関越トンネルを過ぎると一気に天候が変わり、空は厚い雲に覆われ小雨が降ってきてしまいました。

*諸般の事情により詳しい内容をウェブサイトでは公開しておりません。

天候が安定しないことが多い時期のツアーであり、たまたま台風1号が発生したタイミングではありましたが、初日は現地到着と同時に雨が上がり、結果的には探鳥に影響が出ることなく終えることができました。主役のブッポウソウは初日の夕方、光線状態が良い中で緑、紺、黒、赤の独特のグラデーションを見ることができ、特に美しく見える飛翔形もたっぷり観察することができました。またチゴモズはかなり苦労しましたがまずオスが見られ、最後はかなりゆっくりとメスを見る幸運がありました。ほかにも当地を代表するノジコもレモンイエローの美しい姿とさえずりを堪能することができ、キビタキ、イカル、サンショウクイ、オオアカゲラ、アカゲラ、サシバなどが見られ、声だけでしたがアカショウビンやクロツグミ、ヨタカも確認できました。今後も当地ののどかな山村風景と人の営み、そして野鳥たちの営みが保たれるようご協力ください。この度はご参加いただきましてありがとうございました。

石田光史

チゴモズ 撮影:日比隆様

 

ブッポウソウ 撮影:竹村章様

 

オオアカゲラ 撮影:日比隆様

 

オオアカゲラ 撮影:竹村章様

 

ブッポウソウ 撮影:日比隆様

 

カケス 撮影:竹村章様

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