【ツアー報告】フォトツアー落石クルーズで海鳥を撮る! 2023年3月4日~6日

(写真:エトロフウミスズメ 撮影:大野一郎様)

バードウォッチングにはさまざまな分野がありますが、その中でもカモメ類、シギチドリ類、ミズナギドリ類をはじめとした海鳥類は特に難解で縁が遠い印象があります。中でも海鳥類は船に乗らなくてはいけないというハードルがあることからさらに縁が遠いものです。今回はそんな海鳥類の中でもさらに縁が遠いと思われがちなウミスズメ類、中でも国内観察が極めて難しいと思われる小型ウミスズメ類を撮影しようというかなり偏ったフォトツアーです。海況によって成果が大きく変わることから3日間という短期間ながら落石クルーズに2回乗船するという大胆な行程を組んでいます。今回乗船する落石クルーズは実は営業運行前から関わらせていただいていて私的にも何かと縁があり応援してきました。実際、ウミスズメ類の観察、撮影という点から考えると唯一無二なクルーズであることは間違いないでしょう。冬にはウミバトという謎めいたウミスズメ類が高確率で見られるほか、この時期にはようやくコウミスズメ、エトロフウミスズメといった小型ウミスズメ類が増えてきます。この冬もすでに何回か乗船しているもののなぜかウミスズメ類が少なく何かと不安がある中での出発となりました。

4日、この時期としては珍しいくらいの快晴の中、ひとまず羽田空港にご集合いただき、健康チェックシートの回収、資料の配布、そして連絡事項をお伝えしてから羽田空港を予定通り出発して中標津空港に向かいました。

*諸般の事情によりウエブサイトでは詳しい内容を公開しておりません。

まずは運行休止期間にもかかわらず落石クルーズを運行してくださった関係者の皆様に心から感謝いたします。さらには天候を見て臨機応変な運行をしていただきありがとうございました。結果的には1日に2回乗船となってしまいましたが、ウミバトをはじめケイマフリ、ウミガラス、ハシブトウミガラス、そして期待薄と思われていたコウミスズメ、エトロフウミスズメにも出会うことができ幸運でした。またあまり出会うことがなかったツメナガホオジロ、ハギマシコの撮影もでき充実した時間を過ごすことができました。今後もウミスズメ類の観察、撮影においては唯一無二のこの落石クルーズに乗船するツアーを企画していこうと思いますのでまたの機会、ぜひご乗船下さい。この度はご参加いただきましてありがとうございました。

石田光史

エトロフウミスズメ 撮影:天野昌弘様

 

エトロフウミスズメ 撮影:大林修文様

 

エトロフウミスズメ 撮影:ikotama様

 

コウミスズメ 撮影:大野一郎様

 

コウミスズメ 撮影:天野昌弘様

 

コウミスズメ 撮影:大林修文様

 

コウミスズメ 撮影:ikotama様

 

ウミガラス 撮影:大野一郎様

 

ツメナガホオジロ 撮影:天野昌弘様

 

ウミバト 撮影:大林修文様

 

ハシブトウミガラス 撮影:ikotama様

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