【ツアー報告】春の利尻島 最北の航路と渡りの鳥たち 2024年5月11日~14日

(写真:コマドリ 撮影:栗原和幸様)

本州に住んでいる我々にとっては春の渡りはすでに終わっているという認識の時期ですが、北海道北部の島々ではこの時期、ちょうど春の渡りの最盛期を迎えています。このツアーでは時期を5月の初中旬に合わせることで渡り途中の小鳥類に期待できるようにしているほか、海上を渡る海鳥たち、そして利尻島内ではクマゲラやコマドリ、また道内では原生花園の小鳥やヤマゲラを探すなど、さまざまな楽しみを組み合わせています。北海道はさまざまな時期にツアーを企画していますが、この時期は厳冬期や花々が咲き乱れる初夏に負けない魅力があります。ただ、この時期の道北はまだまだ真冬のような気温になることも普通で、さらに利尻島に渡る船上は冷たい風が吹きつけます。今回は本州では初夏のような陽気が続く異例の状況が続く中での出発となりましたが、6日からは北海道内には寒気がやってきてやや荒れ模様との予報が出ていました。

11日、ここ数日の東京都内は寒暖差が大きい傾向があり、初夏のような陽気の日と肌寒い日が交互にやってきていました。ただ、この日の東京都内は早朝から快晴だったことから暑くなりそうな感じがしていて、早く涼しい北海道に行きたいなと思っていました。ほぼ予定通り羽田空港にご集合いただいた後は資料の配布、そしてこの日の連絡事項をお伝えしてから搭乗し、やや遅れて稚内空港に向けて出発しました。10分ほど遅れたものの無事に到着した稚内空港は薄曇りで、外に出ると空気はひんやりとしていて東京とは全く異なった印象でした。構内で観察機材準備の後は、まずは原生花園に向かいました。

*諸般の事情により詳しい内容をウェブサイトでは公開しておりません。

今回の利尻島ツアーはやや天候に恵まれない部分がありましたが、概ね旅程通り運行することができました。利尻島ではクマゲラには出会えませんでしたが、代表種のコマドリが間近にさえずる姿をじっくりと観察することができ、渡りの島らしく、キビタキ、コサメビタキ、ノビタキ、ノゴマなどの夏鳥、キレンジャク、ヒレンジャク、アトリ、シメなどの冬鳥、マミチャジナイ、シべリアアオジなどの渡り鳥、また航路ではアカエリヒレアシシギ、ウトウ、シロエリオオハム、トウゾクカモメが見られました。道内では繁殖中のアカエリカイツブリや黄色が鮮やかなツメナガセキレイ、真っ赤なベニマシコやムギマキのオス、ツツドリ、そしてヤマゲラも見られました。北海道はいつどこに行っても見どころ満載です。今後もさまざまな季節にさまざまな場所でツアー企画していきますので、次回は花々が咲く原生花園や憧れのギンザンマシコが見られる夏季にまた北海道にお出かけいただければと思います。この度はご参加いただきましてありがとうございました。

石田光史

ベニマシコ 撮影:hitaki様

 

ツツドリ 撮影:栗原和幸様

 

アカエリヒレアシシギ 撮影:hitaki様

 

キビタキ 撮影:栗原和幸様

 

シロハラゴジュウカラ 撮影:hitaki様

 

アカエリカイツブリ 撮影:栗原和幸様

 

コマドリ 撮影:hitaki様

 

マヒワ 撮影:栗原和幸様

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