【ツアー報告】ブッポウソウとチゴモズが棲む松之山の森 2024年5月31日~6月1日

(写真:チゴモズ 撮影:富川誠様)

梅雨入り間近の時期ですが5月末のこの時期は恒例となっている北信越のブナ林をめぐりながら主にブッポウソウとチゴモズを探すツアーの時期です。今回訪れる場所は私的には20年以上通っていますが、のどかな山村風景はまるで日本むかし話に出てくるような独特の風情があり、豪雪地帯らしい家屋の作りも印象的です。思い返すと長年にわたってこういった風景が全く変わらない点は驚きで、それだけに現地の環境にも配慮し、小型バスを使ったかなり小さなツアーにしています。タイトルにもなっているブッポウソウ、チゴモズといった希少な野鳥が生息しているほか、ブナ林を好む野鳥たちが数多く生息し、この時期は北信越を代表するピンク色のタニウツギや紫色の桐の花も見事な時期です。今年はたまたま台風1号が発生してしまい、ちょうど出発日の31日に最も関東地方に接近するとの予報だったため、早朝には交通に影響が出るかもしれないとのことで、やや心配がある中で出発日を迎えることなってしまいました。

31日、前日夜から激しくなった雨はこの日の朝にはかなり激しくなって交通にも影響が出るのではないかといった予報が出ていたため、かなり心配していましたが、早朝の都内は雨は降ってはいたものの風は弱く、交通に影響が出るほどではありませんでした。ただ集合時間が近づくとたまたま雨が激しくなり、集合時の東京駅前は激しい雨が叩きつけるように降っていました。ただ、ご集合は予定通り完了したことから08:30に出発してひとまず関越自動車道を走り新潟県を目指しました。車内では昨日の状況に加え、今回のツアーで期待できる種について解説するとともに、現地の環境についてもお伝えしました。途中、サービスエリアに立ち寄ったころには激しい雨ではなくなっていましたが雨が止むことはなく、その後もどんよりとした空模様の中を走り、サービスエリアに立ち寄ったころにも小雨は降っていました。

*諸般の事情により詳しい内容をウェブサイトでは公開しておりません。

今回はたまたま台風1号が発生したタイミングになってしまい、またちょうど31日が最も関東地方に接近するタイミングだったことから早朝の東京駅前は大雨でした。ただ交通に影響が出ることがなく幸いでした。初日はぐずついた天気が続きましたが探鳥に影響が出ることなく終えることができ、翌日は早朝に霧が出てしまいましたが、その後は真夏のような晴天になりました。今回は主役のチゴモズがあっさり見られラッキーでしたが、天候の影響から良い光線でブッポウソウが見られず苦労しました。ただ2日目にはようやく光線状態が良い中で緑、紺、黒、赤の独特のグラデーションを見ることができ美しく見える飛翔形もたっぷり観察することができました。ほかにも当地を代表するノジコもレモンイエローの美しい姿とさえずりを堪能することができ、サシバ、オオルリ、サンショウクイ、オオアカゲラなどが見られ、声だけでしたがアカショウビンやクロツグミ、ヨタカも確認できました。今後も当地ののどかな山村風景と人の営み、そして野鳥たちの営みが保たれるようご協力ください。この度はご参加いただきましてありがとうございました。

石田光史

ブッポウソウ 撮影:山本修一様

 

ニホンカモシカ 撮影:富川誠様

 

サシバ 撮影:山本修一様

 

ノジコ 撮影:山本修一様

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