【ツアー報告】モンゴル バードウォッチング 2025年6月9日~15日

(写真:アカマシコ 撮影:福渡毅様)

今回、最初に訪れたテレルジは砂漠とは環境が異なりシベリアからのタイガ森林からステップに景色が変わる場所であり、奇岩の岩山に清流が流れ、野生の花々が咲き乱れシラガホオジロ、ジョウビタキ、アカマシコ、ノドアカツグミ、ムジセッカなどが囀っていました。また、次に訪れた南東ゴビは砂漠の中に様々な環境があり、それぞれの環境で異なった鳥たちと出会えました。

最初に訪れたサインシャンドは植物が殆どみられない瓦礫が広がる砂漠で、今回のツアーのメインであるハシナガサバクガラス、サケイ、ノウメンスズメ、モウコアカモズなどが見られました。また、次に訪れたチョイルは、草原が広がる砂漠ではハシグロヒタキ、イナバヒタキ、サバクヒタキ、オオチドリ、コウテンシ、カンムリヒバリ、ハマヒバリ、シベリアジュリン、モウコユキスズメなどが見られ、岩山では、セグロサバクヒタキ、コシジロイソヒヨドリ、イワシャコ、ミヤマヒゲホオジロなどの野鳥や崖を軽快に上っていくシベリアンアルガリやシベリアンアイベックスなどの哺乳類が見られました。さらに、所々にある湖や池ではアネハヅル、オオメダイチドリ、ソリハシセイタカシギ、ハジロクロハラアジサシ、アカツクシガモなどの水鳥たちを堪能しました。

また、モンゴルといえば猛禽類であり、今回は12種のワシ・タカに出会い、特にヒゲワシ、ソウゲンワシ、クロハゲワシ、オオノスリ、アカアシチョウゲンボウ、ワキスジハヤブサ、ヒメチョウゲンボウ、チョウゲンボウは巣があってじっくりと観察、撮影することが出来ました。そして、最終日のホテルの周辺ではルリガラ、シラガツリスガラ、ヨーロッパシジュウカラ、ベニマシコ、ヤツガシラ、アカハラツバメなども見られました。弊社現地ガイドは、モンゴルの地を知り尽くしていて、とても気さくな感じで労働を惜しまないサービス精神たっぷりのいい人です。日本の珍鳥がたくさんいて、みんな綺麗な繁殖羽で囀っている、この時期のモンゴルをたっぷりと楽しみました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。

宮島仁

ノドアカツグミ 撮影:福渡毅様

 

ハシナガサバクガラス 撮影:福渡毅様

 

イワシャコ 撮影:福渡毅様

 

ワキスジハヤブサ 撮影:福渡毅様

 

ソウゲンワシ 撮影:福渡毅様

関連記事

ページ上部へ戻る