【ツアー報告】冬の琵琶湖で1日60種観察にトライ! 2026年1月4日

(写真:オオワシ 撮影:鈴木尚子様)

新年のスタートツアーとして定番になった冬の琵琶湖。琵琶湖でのツアーは毎年これだけではありますが、湖北の探鳥地をたった1日めぐるだけでもかなりの数の野鳥に出会えることから、タイトルには60種観察という目標を掲げてみました。今回もさまざまな方面からご参加いただきやすいように米原駅発着のツアーとし、幸いご好評をいただけたようでそれぞれの方向から多くの方々にご参加いただくことができました。冬の琵琶湖はなかなか天候が安定せず、何かと心配が尽きないうえ、前々日には東京都内でも積雪があり、現地は前日まで雪が降り、夜には雪は止んだものの雨が降り続いていました。

4日、早朝の米原駅周辺は幸いにも前夜の雨、雪は止み、空は曇り空ながらも見る見る青空が広がってきていました。そして集合時間の10:00には空にはさらに青空が増えてきて期待感が高まる中、今年最初のツアーは無事出発することができ、30分ほどで最初のポイントに到着することができました。到着後は各自、観察機材の準備をしていただいてから歩き出しましたが、早くも周辺ではヒヨドリ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、トビの姿がありました。まずは木に止まっている2羽のシメが見られ、その後、河口に向かうと湖面にはキンクロハジロ、ホシハジロの姿がありました。さらに歩くと草地にはホオジロの姿があり、2羽のセグロセキレイが現れました。そしてここでは湖上を飛んでいるユリカモメのほか、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリも見られました。道を戻るとシジュウカラの群れに出会うことができ、最後は30羽ほどのアトリの群れも見ることができました。その後は一旦、各自昼食の時間とし、昼食後は琵琶湖の湖岸を歩いてみました。早速、エナガとシジュウカラの群れがやってきてくれ、群れているヒシクイは日中は寝ていることが多いものの、この時はなぜか活発に行動していてたっぷり見ることができました。また湖面のカモ類は少なかったものの、カワアイサ、ホオジロガモなどが見られ、マガモの群れが一斉に飛び立ったことから見てみると、オオタカの成鳥がじっと木に止まっていました。その後は畑地を歩き、対岸の枯れ木に止まっているオオワシを望遠鏡で見ていると、付近にはケリの姿があり、その後はさらに畑地を歩いてヒバリ、チョウゲンボウを観察してから次のポイントに移動しました。ただこの日はオオワシが止まっている木が良い場所だったとこから、より近い位置に移動してオオワシを観察してみることにしました。すると見晴らしがよい松の木に止まっているオオワシの姿がはっきりと見え、付近では若いオオタカの姿を見ることもできました。観察後はやや雲が増えてくる中、ここまで見られていないカモ類を探してみました。カモ類の数はかなり少なかったですがミコアイサのオス、ヨシガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモが見られ、ハスに隠れていて全く見ることができなかったトモエガモの群れが飛び立ってしばらくその姿を見せてくれました。また飛翔するハヤブサ、最後にはカワセミの姿も見られました。そして薄暗くなってくる中、最後のポイントを歩きました。草地ではホオジロ、そしてカシラダカの群れが見られ、枯れ木にはノスリが止まっていました。また畑地には15羽ほどのタゲリが群れていて、塒に向かって飛んでいくコハクチョウも見られ、最後は川から飛び立ったタシギを見てこの日の探鳥を終えました。

恒例になっている新年最初の琵琶湖ツアーは前日までの悪天候は解消し、曇り空の中ではありましたが風もなく穏やかな1日でした。まず名物であるオオワシを堪能することができ、冬鳥のシメ、ツグミ、アトリ、ジョウビタキ、カシラダカ、ベニマシコ、水辺ではヒシクイ、ハジロカイツブリ、ヨシガモ、トモエガモ、ホオジロガモ、カワアイサ、ミコアイサ、畑地ではケリ、タゲリ、ノスリ、オオタカ、チョウゲンボウなどが見られましたが、目標の60種に1種足らず観察種は59種でした。たださっと巡ってこれだけの鳥たちに出会えることは良い探鳥地の証でしょう。この度はご参加いただきありがとうございました。

石田光史

アトリ 撮影:鈴木尚子様

 

トモエガモ 撮影:鈴木尚子様

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