【ツアー下見報告】新おがさわら丸乗船記 2016年6月25日~28日

(写真:新おがさわら丸(左)と新ははじま丸)

この6月で東京~小笠原父島航路を去る2代目おがさわら丸に変わり、72日からこの航路に就航する3代目おがさわら丸(新おがさわら丸)に一足早く乗船する機会をいただきました。今回は父島で1泊する全行程4日間の旅でした。なお、62614:15頃には父島を出港した旧おがさわら丸の最終便とすれ違うという、人生でおそらく一度しか経験できないシーンを体感することもできました。

 【全体の印象】

白を基調としたデザインは旧おがさわら丸と同様で小笠原の青い海に映える美しいデザインであると思いました。特徴的なのは船首部分。多くの船舶では角度がついているのに対して新おがさわら丸は垂直に切り立っている。それから最も驚いたのはその大きさ。旧おがさわら丸が6,700トンだったのに対して新おがさわら丸は11,000トンということで巨大化をイメージしていましたが外見上、大きくなった印象は持ちませんでした。これは個人差があるかもしれません。

 【乗船した印象】

今回はたまたま往復共に波が高かったのですが、フィンスタビライザーの効果からかほぼ揺れを感じませんでした。特に往路は一時(あくまで予想ながら)波高4mエリアを通りましたが大きな揺れは感じませんでした。このことから春、秋の比較的海況が悪い時期にも対応できるのではないかと期待されます。

ただ、船内の冷房は強く相変わらずしっかり冷えています。

 【外部デッキ】

外部デッキは6デッキ、7デッキの2階構造に変わりました。バードウォッチャー目線で考えると下に位置する6デッキからの観察が良いかと思われます。問題の海面からの高さですが、旧おがさわら丸の外部デッキが新おがさわら丸の7デッキといった感じ。そのため6デッキは旧おがさわら丸の外部デッキよりも低いことになり、結果的にはより観察に向いているという結論になりました。

ただ、外部デッキは全てが観察に使えるわけではないようです。外部デッキに出るとまず中間柵があり、これは常時オープン可能。たださらに船首寄りにもう一つ中間柵があり、ここは出港時30分しか開けないとのことでした。いずれにしてもここは1等室、特1等室の脇に位置しています。早朝の観察などには注意が必要です。また硫黄島クルーズ時に開放していた船首部分ですが、新おがさわら丸ではその構造上、ここには行けないと思われます。

 【船室】

2等和室エコノミー(カーペット敷き広間)はちょうど東海汽船「橘丸」と同様で顔部分に仕切りがありそれぞれに荷物置き場が設置されています。また敷きマット、上掛け、枕がつきます。フロアーの入り口には荷物置き台が設置されています。

 2等寝台エコノミーベッドは旧おがさわら丸の特2等寝台のような2段ベッドですが、はしごで登るタイプではなく階段なので使いやすい構造です。それぞれにコンセントもあり、敷きマット、上掛け、枕がつきます。

 ■特2等寝台プレミアムベッドは新設された船室で太平洋フェリーのB寝台と同じ構造。上段と下段の入り口を互い違いにしてプライベート空間を確保した2段ベッドで、はしごで登るタイプではなく階段なので使いやすい構造です。それぞれにコンセントもあり、テレビ、敷きマット、上掛け、枕がつきます。

 ■ほかにも「特等室スイート」「特1等室デラックス」「1等室スタンダード」などがあります。

 【設備面】

シャワールーム(無料)にボデイソープ、シャンプー、リンス、ドライヤーあり

売店、レストラン、ラウンジでSuicaなどの電子マネーが使用できる。

指紋認証式無料コインロッカー設置

有料冷蔵ロッカー設置

 これらを踏まえて826日出発の週末利用の3日間で東京~小笠原父島を往復する海鳥観察ツアーを企画しました。詳しくはこちらをご覧ください。

 石田光史

6デッキ左舷 奥に見える中間柵はクローズとなる模様。

6デッキ左舷
奥に見える中間柵はクローズとなる模様。

 

シャワールームはかなり改善されて使いやすい。

シャワールームはかなり改善されて使いやすい。

 

2等寝台エコノミー

2等寝台エコノミー

 

2等和室エコノミー

2等和室エコノミー

 

荷物室

荷物室

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