四川省の山間部で小鳥類の多さに驚いた1週間でした

写真:チャバラアカゲラの雌

5月の「初夏の四川省」ツアーで、臥龍から巴朗山、夾金山から龍蒼溝と、四川省西部の山間部を訪れてきました。標高4,480mの巴朗山の峠はさすがにまだ残雪がありましたが、すでに黄色のメコノプシス・インテグリフォリアは開花していましたし、少し標高を下げると新緑の真っ盛り。ムシクイ類の声が随所で響き、色とりどりのジョウビタキ類、赤いマシコ類、ヤマショウビンやガビチョウ類など、160種以上の鳥を観察することができました。キジ類がシロミミキジやベニキジなどのほかは声ばかりだったのと、主目的のムネアカノゴマがちらりとしか見られなかったのは残念でしたが、現地バードガイドつきの中国ツアーは皆様に好評でした。じつは臥龍の谷を訪れたのは11年ぶりで、震災のあとの復興はめざましく、村々は近代化され、道路もつけ変えられたり危険個所はトンネルで抜けるなどすっかり様変わりして驚きました。来年の初夏は九寨溝から王朗方面へ企画する予定です。

どこでも普通に見られたシロボウシカワビタキ

シロエリカンムリチメドリ

標高4千メートルを越えると出てくるキバシガラス

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