【ツアー報告】筑波山と筑波梅林散策 2018年1月31日

(写真:ミヤマホオジロ 撮影:中村由紀子様)

毎年1月恒例となっている筑波山を訪れる日帰りバスツアー。今年もおかげさまで早々に満席となりました。このツアーでは平地の公園では見かけることがないハギマシコとカヤクグリを中心に、当地での越冬記録が多いミヤマホオジロを中心に探します。今年は茨城県も積雪が多く、前週に引き続いてツアーの2日前にも降雪がったことから山頂付近の状況が心配になり、何度か現地に電話連絡しましたが、ひとまず問題ないとのことで出発となりました。当日の天気予報は晴れとのことで山頂からの風景もお楽しみいただけそうでした。

31日、やや雲が出ていたものの晴れ間の出る中、予定通り08:00に東京駅前を出発して現地に向かいました。高速道路を降りたあたりからは遠くに筑波山の姿をはっきり見られるような状況でした。前週の積雪の影響はほとんどなく現地に到着した後は早速観察機材の準備をしていただいてからケーブルカーの駅に向かって歩き始めました。途中にある筑波山神社付近ではカワラヒワの群れが見られ、よく見るとシジュウカラとヤマガラの姿もありました。駅付近では地面で採食しているアオジ、さらにはジョウビタキのオスが見られました。ケーブルカーで山頂まで行くとさすがに雪が残っていましたが、眼下には見事な景色が広がっていました。早速地上採食している複数のミヤマホオジロの姿があり、雪がない斜面にはカヤクグリの姿もありました。ひとまず望遠鏡を使って観察すると、雪が積もったその上を歩き回るミヤマホオジロが雪の反射を受けて輝くように見え、カヤクグリはせっせと枯れ葉をめくって採食していました。カヤクグリはほとんど警戒心がないことから、かなり近い距離から観察することができ、一旦飛び去ってしまったミヤマホオジロは別の場所で再び出会うことができたので、今度は低木に止まっている様子をじっくりと観察することができました。結局、ミヤマホオジロは7羽、カヤクグリは4羽、また帰り間際にはカシラダカの群れ、軽やかに樹間を飛び回るエナガの群れ、ウソのメスなどが見られましたが、ハギマシコの姿はありませんでした。一旦駐車場まで戻った後は昼食の時間とし、その後は隣接する梅林を散策しました。駐車場付近ではモズ、ジョウビタキのメスの姿があり、斜面の枯れ葉の下の昆虫を探すシロハラも見られました。登って行った場所では高木に止まっているオオタカが見られ、観察していると飛び立ってしまいましたが、いつに間にか2羽で飛翔する姿を見せてくれました。また付近ではウソのメス、モズ、そして柿の実に群れるヒヨドリの姿も見られました。やや時間が押してしまいましたが最後は土浦市内の公園で探鳥しました。今年の冬は各地でほとんどカモ類が見られていない状況ですが、当地も元気なのはコハクチョウくらいで、非常にカモ類が少ない状況でヒドリガモ、カルガモといった基本種も個体数はかなり少なく、ほかにもコガモ、オナガガモ、ホシハジロが見られた程度でした。ただ最後にはようやくコガモの群れに混じるミコアイサのメス、愛想の良いカワセミの姿が見られ、カワセミはかなり大きな魚を捕食していました。

さて、今年の筑波山は前週に降った雪、そして2日前に降った雪の影響が心配されましたが無事に終えることができました。全体的に小鳥類の姿が少なく、ハギマシコにも出会えませんでしたが、雪原に群れるミヤマホオジロの美しい姿と地味ながら愛想の良いカヤクグリの姿を堪能することができました。また山頂駅付近からの眺めも見事な1日でした。皆様、この度はご参加ありがとうございました。

石田光史

カヤクグリ 撮影:中村由紀子様

 

カシラダカ 撮影:中村由紀子様

 

ミヤマホオジロ 撮影:中村由紀子様

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