【ツアー報告】大洗の海鳥と涸沼の猛禽類(追加設定) 2016年2月13日

(写真:オオワシ 撮影:椎葉淳様)

数ある日帰りバスツアーの中でもさまざまな環境を巡ることから観察種が毎回多い涸沼と大洗海岸。非常に寒さが厳しい探鳥地ですが、この日は天気予報は曇りでしたが、春のような陽気になるとの予報でした。

予定通よりもやや早く東京駅前をバスにて出発し、途中休憩を挟んでも約2時間で涸沼西側の干拓地までやってくることができました。まずはここで地上採食するタゲリの群れに出会うことができ、特徴的な冠羽を観察することができ、一緒に地上採食するツグミ、ヒバリ、周辺の草地ではホオジロ、カワラヒワを見ることができました。その後は眺めの良い堤防上からノスリ、チョウゲンボウ、ミサゴ、チュウヒといった猛禽類、アシ原ではカシラダカ、アオジ、モズなどを観察して、越冬中のオオワシの観察ポイントに移動しました。この日は土曜日ということもあって普段は閑散としている駐車場は車でいっぱいの状態で停める場所にも困るほどでした。今年はカモ類の数が少なく、湖面を見渡してもカモ類の姿は少なかったですが、ハジロカミツブリの群れ、カンムリカイツブリ、ホシハジロ、マガモ、カルガモの姿があり、その後はミコアイサ、ホオジロガモの姿も見ることができました。ただ主役のオオワシは今年は出現率が良くなく、この日も予定の1時間を現地で過ごしましたがオオワシの出現はなく、代わって公園内ではキクイタダキが複数見られたため、そちらの観察に時間を割くことにしました。しかし観察終了してバスに乗り込んだところで突然低くオオワシが飛来し、その後は慌ててバスを降りて上空を悠々と飛翔する美しいオオワシの姿を観察することができました。たまたま天候が回復して空が青かったことから本当に美しい光景で印象的でした。その後は大洗海岸まで移動して一旦各自昼食とし、その後はさらに海岸線を北上しながら海の鳥たちを探すことにしましたが、この時間帯は海上はやや荒れ模様でした。最初の岩礁帯では波にもまれながらも潜水採食する複数のシノリガモの姿があり、その後訪れた漁港では外洋の荒れ模様から避難してきた2羽のミミカイツブリをじっくりと観察することができました。じっと待っていると比較的近い場所から浮上してきたため、その最大の特徴である目先から嘴基部の赤い線も双眼鏡で確認することができました。その後は海岸線を歩きながらの探鳥です。探鳥時間は干潮時間帯に合わせているため岩礁部がかなり露出していておびただしい数のセグロカモメ、オオセグロカモメ、カモメ、ウミネコがあちらこちらに群れ、岩礁帯の浅瀬を泳ぎ回るシノリガモを間近に観察することもできました。さらに進むと岩の上に乗っている2羽のシノリガモ、付近では5羽のウミアイサの姿も見られ、それぞれの特徴をしっかりと観察することができました。そしてやや時間があったことから他の漁港に行ってみると幸運にも近い距離でアカエリカイツブリの姿を見ることができ、たまたま羽繕いをしていたことから望遠鏡を使ってじっくり観察することができ、ヨシガモの姿も合わせて観察することができ、最後の1時間は再び涸沼にて観察することにしました。最後に訪れたポイントは猛禽類がよく見られる場所で、到着すると早速チュウヒが飛翔していました。堤防上まで来ると湖面に浮いているカイツブリ、コガモ、カルガモなどが見られ、あちらこちらからやってきたチュウヒが次々に地上に降りました。日中は比較的暖かでしたが、この時間はやや風が強まってきたことから肌寒くなってきました。それでも日没の17:00まで観察して探鳥を終了しました。

涸沼と大洗海岸という寒さが厳しい環境を巡る日帰りバスツアーでしたが、今日は春のような陽気の中での探鳥でした。今年は出現率が低いといわれていたオオワシを何とか見ることができ、チュウヒ、ミサゴ、ノスリ、チョウゲンボウといった猛禽類も見られ、大洗海岸ではやや海上の荒れはありましたが、シノリガモ、ウミアイサ、ヨシガモ、そしてミミカイツブリ、アカエリカイツブリといった海水域を好むカイツブリ類も見ることができ観察種は60種とまずまずでした。皆様お疲れ様でした。

石田光史

キクイタダキ 撮影:椎葉淳様

キクイタダキ 撮影:椎葉淳様

 

シノリガモ 撮影:椎葉淳様

シノリガモ 撮影:椎葉淳様

 

シノリガモ 撮影:椎葉淳様

シノリガモ 撮影:椎葉淳様

 

アカエリカイツブリ 撮影:椎葉淳様

アカエリカイツブリ 撮影:椎葉淳様

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