【ツアー報告】冬鳥満喫!じっくり散策 冬の真岡市井頭公園 2026年1月9日

冬の小鳥類をまとめて観察することを目的とした毎冬恒例の日帰りバスツアー。広範囲に井頭公園で観察できるよう、ここ数年は終日井頭公園で探鳥する行程に変更しています。ここ数年の井頭公園は相変わらず冬の小鳥類は安定して見られ、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガの混群が良く見られ、冬鳥としてやってくるジョウビタキ、ルリビタキ、トラツグミ、シロハラ、シメ、ビンズイは定番種で、過去にはミヤマホオジロ、ベニマシコ、アリスイ、クイナ、ニシオジロビタキなども見られています。また池では渡来するヨシガモの個体数が一気に増えて賑やかになり、そもそもよく見られていたミコアイサ、さらには安定的ではないもののトモエガモも見られるようになり、カモ類にも見どころが増えました。この冬は比較的、冬の小鳥類の渡来状況は良いようですが、各地をめぐってみた感想としてカモ類の渡来数が少ないように感じています。

9日、この日は日本海側は警報レベルの大雪とのことでしたが、関東地方の天気予報は良く、現地もほぼ終日快晴の予報が出ていて、前日の強風も収まるとのことでした。早朝の東京駅前は厳しい寒さがあったものの快晴で、無事08:30にご集合が完了したことから出発して東北道を走りました。途中、サービスエリアで休憩を挟んでから北関東自動車道を走って現地に向かい、いつものようにバス車内ではこの日に見られる可能性がある種の中から、特に目立った種に関して識別ポイントなどの解説を行いました。2時間ほどで現地に到着後は各自観察機材の準備をしていただいてから歩き出しました。駐車場脇の池はまだまだ凍結していましたが、わずかな水を求めて、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラがやってきていて、さらに歩くと地上をのこのこ歩いている4羽のビンズイの姿がありました。観察しているとジョウビタキのオスもやってきて、低木と地上を行ったり来たりしながら採食行動をしていました。池のほとりまで歩くと日陰部分はかなり凍結していて、その上をヒドリガモとオナガガモが歩いていて、この日はカモ類の個体数はかなり少なかったですが、珍しくトモエガモのオスが2羽見られました。この2羽は寄り添うように浮いていて、しばらく観察させてくれ、同時にヨシガモ、オカヨシガモも見ることができました。観察後は遊歩道を歩き、途中では池のほとりで水を飲んでいるヒガラが見られ、ここでは間近に休んでいるミコアイサのつがいも見られ、オスの美しい白色が鮮やかでした。さらに歩くとやや小鳥たちの姿は少なめな印象でしたが、幹を登っていくアカゲラのオスが見られ、その後は地上採食しているシロハラ、さらには樹液をなめているメジロが見られ、ここではシジュウカラ、ヤマガラ、そして飛んできたアオゲラが見られ、最後はコゲラ、アカゲラも見ることができ賑やかな時間を過ごすことができました。時間がお昼になったことから、その後は広場に向かって歩きましたが、ここでは地上を歩きながら餌を探しているルリビタキのメスに出会うことができ、可愛らしい姿をしばらく観察してから昼食の時間にしました。昼食中には上空を飛んでいるノスリが見られ、昼食後には樹上と地上を行ったり来たりしながら採食しているモズのオスが見られました。さらに歩くと薄暗い遊歩道付近で、再びルリビタキのメスに出会うことができ、ここでも地上を歩きながら盛んに餌を探していました。その後はここまで見ることができていなかったトラツグミを探すため、過去によく見られている場所を歩いてみることにしました。最初の場所では2羽のアオジが地上採食している姿が見られ、その後はシジュウカラ、ヤマガラ、ツグミ、さらには愛想が良いカワセミが見られましたが、この日は残念ながらトラツグミの姿はなく、再び地上採食している数羽のビンズイが間近に見られ、樹上で採食しているアカゲラのメスとコゲラが見られました。そして再び池のほとりまでくると、今度は杭に止まっているトモエガモが見られました。しばらく観察しているとトモエガモのオスは2羽で飛び立ち、一旦離れてしまったもののUターンして戻ってきて良い光線状態でたっぷり見ることができました。また付近では1羽のメスを取り囲むようにディスプレイしている数羽のヨシガモの愛らしい姿を見られました。そして最後はやや冷え込んでくる中、樹液を吸いながら木から木へと移動していく、エナガ、ヤマガラ、メジロの混群を見てこの日の探鳥を終えました。この日は穏やかな陽気でしたが15:30頃からは急激に冷え込んできていました。

この日は日本海側は大変な大雪が降っているようでしたが、関東地方は概ね快晴で寒さはあったものの無風で穏やかな1日でした。トラツグミやルリビタキのオスには出会えませんでしたが、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、メジロの混群が各所で見られ、アカゲラ、アオゲラ、コゲラといったキツツキ類、常連のジョウビタキ、ルリビタキ、ほかにもビンズイ、シメ、シロハラ、アオジ、ヒガラ、キクイタダキ、ノスリなども見られ、この日はヨシガモ、トモエガモ、ミコアイサといった美しいカモ類たちも盛り上げてくれました。この度はご参加いただきましてありがとうございました。

石田光史

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